デュオ名義で発売された97年のスタジオ録音作品。
美しい音楽だ。こういう類の美しさを伝統音楽の、それもダンス・チューン演奏から感じたことはかつてなかった。たとえば・・・そう、こんなのはどうだろうか。衛星軌道上から見た巨大な台風、真っ青な海の上に盛り上がり、静かに渦を巻いている純白の雲の塊。あるいは、数千億の星を集めて、静かに穏やかに回転する渦巻き星雲。なぜならここでは周囲の沈黙が聞こえるからだ。
大島 豊「アイリッシュ・ミュージックの森」(青弓社)より
収録曲:Paddy Fahy's Reel (このへんは、まだ綺麗な音楽って感じ・・マーティンのセンスが光ります)* The Kerfunken Jig(スローです。イライラするほどスローです。デニスの手数は少ないです) * Paul Ha'penny(このへんからだんだん危なくなってきますが、まだまだジラされます) / The Garden of Butterflies (来ました、来ました、危険ゾーン!)/ The Broken Pledge(ヤバいです。すごくヤバい感じになってきました) / The Mother and Child Reel(超やばいっす) / Toss the Feathers (絶句!!・・・これが音楽というものなのです)* John Naughton's Reel / Another Paddy Fahy Reel (うーん、こうまとめたか、という感じ)* The Cat in the Corner(なんか気分はアルタンって感じ) / John Naughton's Jig(これも典型的マーティン&デニス・ワールド!) * The Old Bush(再び危険ゾーンへの誘い。やばくなってきました) / The Reel with the Burl (あぁ~この危ない感じがなんとも!病みつきになりそうです。もっと聞いていたいんだけど終わってしまいます)* The Lament for Limerick (これまた二人お得意のジラシの1曲。しかしこれが入ってしまうと抜けれないんだよなー)* My Love is in America(これも典型的マーティンのニュアンス・フィドル) * Tell Her I Am / Gallagher's Frolics jigs (きた、きた、きた~って感じ。あぁヤバいわ、ヤバすぎる!)* Rolling in the Barrel(この曲もルナサとかがやるとめちゃポップなのに、マーティン&デニスがやると、すごい危険な感じがしてゾクゾクしちゃいます) / The Morning Dew (いかーーーん! このヘンからかなり危険ゾーンです!! で、あ、もっと聞きたかったのにーーーーって感じで終わってしまいます)* The Bucks of Oranmore(このへんからかなり軽快になります。うーんやっぱうまいんだよな、この感じ)/ Eileen Curran(あぁーまた危険な感じになってきます。ヤバくなってきました) / Jimmy on the Moor (ひょえーーーーって感じ・・・すごすぎる・・あまりにすごすぎます) * Peggy's Waltz(最後の締めくくりはしっとりと泣かせます・・これ以上の音楽ってあるんでしょうか。まじで泣けます。あーやっぱりこの二人はスゴイ! 以上曲解説らしきコメントはTHE MUSIC PLANT野崎でした)
アメリカ盤/帯付/解説:茂木健
¥2,300(税抜)
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